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寿命が近いおばあちゃんも、渋谷の通り魔の中学生も、私も、幼児も、誰だって寝ているときは彩り豊かで幸せな夢を見るんだなと思うと大声で泣きたくなる。絶望する。物語は人を救えないのかどうか。

 

久しぶりにいとこといとこのお母さんにあったら、元々教育ママだったお母さんが、いとこの中学受験(第1志望には行けなかった)を経て加速していて、ほぼ毒親のレベルになっていた。ずっといとこの悪口を聞かされて、いとこは反論しつつも「私が悪いから」が口癖になっていた。2人で口論をして、八方美人な大人になりすぎて気を遣ったいとこが可愛く折れて丸く収めるのを6時間見せられた。つらくて、帰った瞬間自分の親に爆語りした。何回も要領が悪いとかどんくさいとか言われていて本当につらかった。いとこもいとこで、中1なのに学歴至上主義になっていた。

頑張って自分なりに反論というか、なだめてみても、それすらも説教の材料に飲み込まれてしまった。「〇〇(私)は賢いからよ〜、それに比べて…」みたいな。1番つらかったのが、いとこも、いとこのお母さんも、あまりに当たり前のこととしてモラハラエピを話してくること。全然隠そうとかしない。多分その家にとっては普通のことなんだと思う、家ってやっぱり共同体だし、ほんっとうにそれぞれなんだなと思った。

自分の親と、いとこが色んなことに気づいてしまって爆発する未来を想像して悲しくなった。特に恋愛とか、詐欺とか、カルトとか、につけこまれてガッと行っちゃうんじゃないか不安だ。

いとこ家は両親共に大学進学に少し後悔があり、そして子どもがなかなかできず、いとこはようやくできたひとりっ子で、幼少期から過保護に、教育熱心に育てられていた。だからかなりの努力型になったけど、中学受験は第一には届かなくて、いとこのお母さんはその失敗?で過保護が裏返ってよりきつくなり、いとこはいとこで賢くなりすぎて、弁が立つようになって、いとこのお母さんはいい子の反抗にさらに怒りを募らせて…。って、絵に描いたような流れを見て、なんか、苦しい。ずっと苦しい!