多分あと20年経っても好きな音楽聴けない

電車内で書いてる。なんかブログ書きたいなって思うのもこれメモしたいって思うのもいいアイデアが浮かぶのも大体移動中な気がする。他人の目しんどい。さっき大学の図書館に本返しに行ったときに校門前に溜まってたイキリ先輩と垢抜けない一年集団みたいなんを0.2秒くらい見ただけで本当は買い物してから帰ろうと思ってたのに買い物する気失せて直帰してる。女性と解散したあとにホームに降りる階段で両手で頬押さえて喜んでいる(しかもかなり長い時間ね)男性可愛かった。告白成功でもしたのか?

 

 

この間携帯がおかしくなって、公共の場でBerryz工房『ファイティングポーズはダテじゃない!』のサビが大音量で流れ出し何を押しても止まらないどころか小さくもならず、30秒くらい頑張ってなんとか電源を切れたという最悪な出来事があった。でさ、そういうやらかしは基本的には「音止まらなくて恥ずかしい!」くらいの感情で終わるのに、なんか30秒もあったせいで妙に客観的に音楽聴いちゃって、そしたらもっともっと恥ずかしくなった。スピーカーから流れていたから音質による相乗効果もあったと思う。アイドルの曲って落ち着いて全ての文脈を除いていつもと違う質感で聴くともんのすごい恥ずかしくない?例えば駅のモニターで流れているときとか、スーパーで普通のJ-popと連続して流れているときとか。

私はこの現象が1人で曲聴いているだけのときにも結構発生するんです、これが書きたくて。アイドルが大好きで文脈も分かりきった上で聴いているのに突然ハッと全てを知らないで初めてその曲を聴いた人(あるいは大音量で公共の場で漏れてしまったのを聴いている人)に変身してなんだこのキモいの…可愛い声の人っぽいやつが変なピコピコ音と共に流れている…ってなって鳥肌立っちゃうんだよね、大袈裟ではなく実際にね。自意識過剰なのと、多分、歳とったことが原因なんだと思う。昔よりも子供っぽさやファンタジーな感じが好きにはなっているんだけどね。

さらに大変なことに、この現象はアイドル楽曲に対してではなく自分が愛聴している全ての曲に対して発動するというね…。さっき歳とったことが原因とか書いたけどそんなんもう関係ないねここまでくると。なんかこの音楽かっこいいな〜と思っても、もしかしたらめっちゃ偉大なイケイケバンド(想像上)のパクリ・下位互換なのかもしれないと思って「〇〇 ダサい」で検索したりその想像だけで突然無理になって聴けなくなったりする、検索して世間的にもマニア的にもダサくないイケている音楽ということがわかったのに。自信がないという一点だけで大分ヤバいところまできてしまった。

 

 

「プロ」を異常に信じすぎているんだろうな。全分野において「プロ」がいて、「プロ」以外はやっちゃいけないという考え方が自分の結構大きな部分の根底にある。「プロ」っていうのは一般的な本当に存在する「プロ」ではなくて、さっき書いためっちゃ偉大なイケイケバンドみたいな、絶対に自分が知ることのできない始祖、全てを備えた根源みたいなことを指しています。絶対に自分が知ることはできないって部分がミソ。だからなんだろう、なんでもピラミッド構造になっていて、そのトップには全てを統一した絶対神がいるという考え方を捨てることができない。これだから部活に打ち込む、大会を頑張るみたいなことも考えとしては分かるんだけど体感としてはわからなかったずっと。だって世界選手権やオリンピックでよくない?って心のどこかで、いやど真ん中で思っちゃうから。あとは勉強をめちゃめちゃしていて読むべき本は全部押さえている人以外は難しい用語を使ったそれっぽい発言はしてはいけないとか思っちゃう。どっちが先かわからない、努力できないからこういう思考になったのか、こういう思考だったから努力できなくなったのか。自分が何かやってもその分野には先に絶対神がいるからって思っちゃうしいるしいるから何?ってのが普通の考えなんだけど私はそこで諦める。カス。自分自身なにかの下位の下位の下位の下位の下位互換なのに、下位互換に対して恥ずかしくなる。でも逆に絶対神的なものに触れるのも恥ずかしくなる、ファッションとかね。もう嫌だ〜。