101.102

101(重かったから書いて一日置いた)

つらく苦しい。17時からおばあちゃん家に行ってすき焼きをする予定があり、準備をしている最中に地震。東京なので小さい揺れだった。東日本大震災のときはまだ小学生で、当事者意識が薄いというか世界や他人への解像度が低かったから、津波の映像を見ていてもその状況に伴うほどの辛さを感じていなかった気がする。そう思うほど、今回はつらい。見知らぬ、様々な人のことを、隣人として、思う。油断をすると涙が出そうになる。そんなこと言いながらすき焼きはしていて、元旦の幸福感と信じられない頻度で流れる緊急地震速報や火災の映像という現実に挟まれて頭がおかしくなる。安倍さん撃たれたときと全く同じ状況だ。

回線が混雑したら迷惑だからという変な理由でSNSをあまり見ないようにしたが、少し覗くとずっと見てしまう。イーロンマスクの話かあ、NHKのアナウンサーの話かあ、災害という大ごとがあっても、なにかと現象の隅っこを切り取って、論というか、批評をしたがる人はいるんだなと思った。何もなかったように普通のツイートをしている人やストーリーを載せている人を見て、少し驚く。今こそ人を感動させるエンタメが必要、て箱根駅伝側しか言っちゃいけないでしょ。とか結局、私も被害を受けてないから結局ピリピリしながらもどうでもいい社会学みたいな部分見てる。最悪だ。寝て起きて、明日どうなっているのだろう。できる限り被害が小さいことを祈ります。

 

102

毒霧を吹いたり火が燃えている錯覚で焦らせたりする怖い人の夢を見て深夜に目覚める。モロすぎる。仕事で行く予定のイベントが中止になっていた。朝起きて少し落ち着き、昨日の自分は強迫的にナーバスだったと感じた。ただ、ニュースで死者数を見るたびに胸がギュッとする。お腹いっぱいすぎて気持ち悪い&ニキビ。実は今日から仕事のため、出社。連日の食べすぎ寝すぎで体力が落ちているのか、移動で異常に疲れる。職場の皆さんに会って普通に仕事していたら今度は羽田空港の衝撃的な映像が流れ始めた。各々が釘付けになる。今日羽田空港に奥さんがいると話している人がいた(どうやら違う便で無事なようだった)。私は冷静ぶって電話をしたり夕飯のお弁当を食べたりしていたが、箸を持つ手が少し震えた。目が潤んでいるのをバレないように堪えた。ただでさえ今日は人が少なくて静かな職場だけど、それとは違う悲痛な沈黙があった。全員避難できていたという報道であーよかった…と何人かが漏らした。そこからは気にしないモードでみんな働き出したが、5人亡くなったとかは耳に入り心がけばだつ。21時ごろ退勤。最寄りでドラッグストアの10%オフクーポンを使いまくった。なぜか大学のサークル同期に遭遇、変な感じの距離感で会話した。今日はネイルしたい。