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ふとしたきっかけで里親関連の記事などをいくつか読んだ。グロテスクすぎて絶句した。普段から子ども、ペット(を産み育てる/飼うことを世界で最も尊くクリーンな愛に溢れた行為だと思い込んでいる人たち)関連に関して繊細かつはたから見たら異常な過激思想を持っているので、反出生とは違うんだけどね、ので、なんかその、私が嫌だと思う人間のエゴの部分がつよく顕わになっている事例が多くて、あと語り口が大体みんな愛情神話みたいになっていて(NHKの記事とかですら)、すごい今疲れた。

嫌い、早く出ていってほしい、実親が嫌いな人間なんだからその子も好きになれるわけない、と語る里親のブログを遡ったら不妊治療をしていたこと、やたら特定宗教の信者が里親になっていること、里子の事情(いわゆる"育てにくい"子が多い)、問題が発生して里親が諦め、養護施設に戻ることがほとんどだということ、施設に入れている実親でも、里親に預けるのには反対することもよくあること、里親自体がまともでないことの多さ、「でも愛している」みたいなまとめ方で、悪口だらけなのをごまかしている体験談

でも今『母親になって後悔してる』を読んでいて、後悔の語りを抑圧されてきた母親という立場に思いを馳せていたはずなのに、さまざまな語りにかなり腹が立って、大幅に心が矛盾している。多分こんなに心がざわつくの珍しいので、本とか読んで色々調べてみようと思う。