今日は京都。ずっと歩いていた。
我ながら、京都なのか?という楽しみ方をしている。
詳しく知らずに行った「河井寛次郎記念館」が、あまりにも素晴らしかったので残しておく。初めて、美術・建築を見ただけで涙が出た。今年見たもの、体験したことのなかで1番よかった。小津安二郎映画のような精密な設計、生活って輝いている。作ることに対してすごく誠実な人だったようで、「すべてのものは自分の表現」という言葉が残っていた。それが全てだな。隅から隅まで行き渡っているやわらかな神経。彼のことも民藝のことも知らなかったけど、説明がなくとも圧倒されて、2、3周した。2000円もする図録も買っちゃった。記憶をものとして刻みたくて。今日1日で、日記を超えて、建築・調度品にまで、ぐわっと興味関心の範囲が広がった。
明後日からの行き先を決めていなかったが、素敵な邸宅巡りにしようかしら。