111〈Apple Watchアンチ・バカが多すぎる・傷つきを認めろ〉

久保みねヒャダという番組がとても好きで、有料オンデマンド会員になって過去回を見漁っていたほどなんだけど、今TVerで配信されている回があまりにも酷くて、ちょっと悲しくなった。旅行企画なんだけど文句ばかり、みたいな。そういう人たちでそこが好きなのに、なぜか今回だけは受け入れられなかった。多分ありのままで好かれることに慣れて、スタッフやら視聴者やらの好意や努力を舐めすぎている感じがしたから。リスペクトがない。あと、これは関係ないんだけど久保先生がApple Watchみたいなやつ付けているのを見て、Apple Watchへの恥じらいはないタイプなんだ…って勝手に凹んだ。なんとなくApple Watch付けてる人をバカにしているタイプだと想像していたから。勝手すぎ。あ〜あんまり好きなTVに嫌味垂れることないから、自分が嫌になる。

ちなみに私がApple Watchをなぜバカにしているかというと、時計としてはシリコンバンド部分などが明らかにダサく、そのダサさをかき消せるほどの圧倒的な性能や便利さを備えているとは思えないから。そして付けている人はそもそも性能や便利さではなく、最新の高いApple製品であるという一点だけで時計のダサさをかき消せると思っていそう(もしくは、ダサさすら眼中にないほど高いApple製品を身につけているかっこよさに浸っている)なのが脳無し信者っぽくて嫌。iPhoneは洗練されたデザインがかっこいいなと思うし、私は鞄の中身紹介で見せられる、自分の哲学に沿ったアクセサリーって感覚で持ち歩いている。でもApple Watchはちがうじゃん。デザインがダサいじゃん。誰しも自分の哲学に則った服を着て、自分の哲学に則った荷物の内容を選んで、自分の哲学に則った化粧をして外に出ているはずなのに明らかにダサいApple Watchを付けることでそれらが台無しになってしまう気がする。Apple Watchの掲げる哲学は「資本主義」でしょうから。それは哲学ではなく社会。GUCCIのロゴTシャツをドヤ顔で着ている奴、みたいな感じ。あと、時計がかなり哲学めいたモノだと思っているのも大きい。ネックレスとかと同じくらい意思や呪術の匂いを感じるのよ。そこを軽薄に資本主義に明け渡しちゃうのは悲しい。

いつもだったらここで「でも便利なのはわかるし、それぞれ違う用途で買って、使いこなしている人もいるだろうから〜」みたいなあくまで私の偏見ですので保険をかけるのだが、Apple Watchに関してはまずなによりも見た目がダサすぎるので、中身は詳しく知らんけど叩きっぱなしにします!!!!!!!!

 

 

 

同窓会で元担任が話していたことを残しておく。元担任はおおらかで賢くてだらけていて優しくて放任主義で、ああいう風に歳を取りたいと思わせてくれる人だった。でも決して恩師とかではないし、私は勿論先生と距離を縮められる性格でもないので、一定の距離感を保って会話し、尊敬していた。でも覚えてくれてた。元担任の話は昔から好きだった。無駄で長くて、面白い。話ってか説教?人生訓。今日ゼミの教授も説教が好きって言っててシンパシー。

要約→この世の中はバカ(頭が悪い)で無意味なことがあまりにも多すぎる。そしてこれから、お前たちは社会に出て、もっとバカで無意味なことばっかりにまみれて生きていかなきゃいけなくなる。理不尽な上司やらなんやら。お前らは内側からそれらに抵抗し続ける必要があるんだけど。バカで無意味なことに囲まれて生きるときに、ほんのひと握りしかない、自分にとって意味のあることを大切にしてほしい。それは誰にだって絶対存在するから。

このあと忘れたけど、そういうのを積み重ねる人生にしようみたいな流れだった気する。よくある言説っちゃよくある言説なんだけど、子供のタイムリミットが迫ってくる21歳の私たちに対して、同窓会っていう高校のキラキラした思い出、すなわち皆にとって自分なりの意味のある思い出にそっと触り直す場で、尊敬する大人がそう言ってくれると響く。実を伴って放たれた言葉って感じがした。

 

 

 

彼氏ができてから否が応でも自分に向き合わざるを得なくなって、それは言葉に向き合うことを意味している。自分の言葉に責任を感じるようになったと同時に、やたら、他人の言葉が響くようになってしまった。いや、響くはお洒落に逃げましたひっかかるようになってしまった。

嫌なことや不満も含めて自分の思いは口にしろよと伝えたら「それは利己的になってほしいってこと?」と返されたこと。私の素直さは利己的である。尊敬できる人しか好きになれないと伝えたら「やっぱり人を見下しているところがあるよ」と笑われたこと。「自分が酔っ払ってる動画保存しているんだ」と言われたこと。同窓会のグダリを愚痴ったら「それは自分に彼氏がいるからそう思えるんじゃない?」と言われたこと。なんか、全部図星で恥ずかしい。多少傷つけにかかっているとは思うんだけど、慣れていないからど直球でめっちゃ傷ついてしまい、でも傷ついているのはプライドが認めたくないため、咄嗟に変な反論か話題逸らしかしょうもない認め方(あー、でもたしかにそうかもなあ〜とか)をしてしまう。そのダサさもバレているから恥ずかしい。ちゃんと即座に認めたい。と思いつつ、ムカつくから私も本質を突いたと思わせるような反撃をよくしてしまう。プライド捨てたい。