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今日は夕方、夜、それぞれ2年ぶりくらいの友人に会った。

夕方、高校の後輩の男の子。前回会ったときもブログに書いた気がする。非常にバイタリティがあり、幼少期から好きなものを学問として学び、就職先もそれ関連。地方の大学に進学し、天性の地方マインドで東京嫌いに。祭りや雪かきなど積極的に参加する右翼。久しぶりに右翼の友達に触れ、うれしかった。左翼に飽き飽きの時期なので。これもブログに残っているが、私に「怠惰なビビり」という的確なキャッチフレーズを授けた人物でもあり、今日もグサグサ刺された。自己防衛おばさん、考え方が東京のホワイトカラーすぎる、現状に文句を言うが何かに挑戦して嫌な思いをするのを避け、なにもせず現状維持をするタイプ、など。高校の部活のときも1人だけやる気ない?挑戦しない?(もっとひどい表現だった気がするが思い出せない)かったよ、などと言われ、爆笑。

結婚に関しての話が盛り上がり、私が同棲を拒否し、結婚のカウントダウンからも逃げている話をしたところ、上記の「考え方が〜」と言われた。あと結婚を重いものと思いすぎてる、とも言われた気がする。地方では、結婚してるかしてないか、しかない。地方の男は、いまだにマジで女性が仕事を辞めるのは当たり前で、それを養えるくらい稼ぐ、という発想。この人の就職先的に海外勤務になるっぽいのだが、5年間付き合っている彼女に仕事を辞めついてこい、と言い、女が仕事を辞めることを軽く見すぎていると怒られたらしい。でも、給料の高い方に合わせる、というのは普通では、といい、モラハラだとさらに怒られたらしい。なんか話としてはネットでの既視感溢れる「地方」エピ、でしかないのだが、それを近しい人の口から聞くとビビる。結婚のメリットを教えてくれ、と言ったら、まずは税制上の優遇があること、子供を殖やす(産めよ殖やせよ)ことを目的として男と女が番う仕組みになっているので、なんたらかんたら、と言われた。

夜、大学の友人。この子もブログに出てきたような。美大の子で、後輩。少し浮世離れしたような子で、喋り方も見た目も文学少女っぽいおっとりさ。丸メガネに黒髪ボブ、化粧はほぼせず、いつもカーディガンを着ていて、クラシックな革のリュックを使っている。詩が好き。久しぶりに会ったところ、大3から同棲していた理系彼氏の影響で、理系分野に興味を持ち、大学を中退(?ここあやふや、卒業していたかも)し、先日数学系の院試を受けたが不合格、今は就職しようか悩みながらバイトをしているらしく、「フラフラしてるんです〜笑」と言っていた。この意外な大胆さが面白いのだが、なんというか一昔前の「家事見習い」的な優雅な雰囲気があり、羨ましかった。恋愛もかなり大胆で(大3から同棲がまずすごい)、婚約寸前まで来ているそう。夕方の件もあり、結婚の話がしたくなったので、この子にも聞いたところ、子供を産みたいので逆算して結婚がしたいと。なぜ子供産みたいの?と聞いたところ、「日本は少子高齢化が進んでいるので、おじいさんばかりになったら嫌だし、子供を産もうかなと…」と言われてご飯吹き出しそうになるくらい笑った。変すぎる。前に私は彼氏に同じようなことを言われて、なぜ女が少子化や国のことを考えてそのために人生を変えなきゃいけないのだと怒ったのに。で、「だから2人以上は産もうかと」と言っていた。女の子が子供産みたいと言うのを聞くとなぜだかひいてしまう自分がいる。言葉にしたら「グロいな」という感情が近いかも。またも同棲結婚嫌話をしたところ、「今の家族と暮らすのは苦じゃないんですか?」「結婚しても自由に暮らせないですか?」と言われた。一人暮らししたら変わるかもとも言われた。

なんか批判的に記録しているみたいに見えるかもしれないけど、そうではなく、なんだろう、Xとか、文章で見たら、自分の思想との対極さにウッとなるような内容かもしれないけど、友人たちの言葉で聞くとすんなり受け止められたというか、自分がいかに都会的で(もちろん悪い意味で)、かなり狭い世界にいて、イレギュラーか、ということに気付かされハッとした。自分が甘ちゃん?わがままで未熟な言い訳?悲観的で自分しか見えていない?そうなのかも。と思った。私の部署、というか会社は異常なほど晩婚な傾向があり、それに慣れてしまっていた。もしかしてこれが、25歳から焦り出すという定説の中身?現実的にはそんなにいないが同世代トークのちょうどいいテーマとして「結婚」が出てくる→特に何も思うところはないが話すようになる→「結婚」にまつわる常識?やスケジュール、パターンを知る→自分の浮世度に焦る、という感じ?みんなは別に思うところなくはないのかな、昔から恋バナも「ちょうどいいから」で話しているのだと思っていたが、みんな、本当に恋が好きだったことをだんだんわかった。だから、みんな本当に結婚がしたいのかもしれない。